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行こか戻ろかイギリス生活

行こか戻ろかイギリス生活

Ana Salazar

(2005年4月18日)
今日は、Queeen Elizabeth Hallで行われたAna Salazarのパフォーマンスを見に行った。

2月のヘレスのフラメンコフェスティバルから(いや1月のロンドンフラメンコフェスティバルからか)こっち、ヘレス以来殊に熱が入ってきた友人系フラメンコ仲間共々、このところあらゆるフラメンコ関係のイベントに顔を出している。(この友人、私に隠れてヘレスで例のInmaculada1号の他にもう一枚スカートを買っていた事が先日発覚)。こうもイベント続きでは、いくら好きとは言えさすがの私も若干食傷気味だが、もう誰も私達を止めることはできない。気力が続く限り参加し続ける決意だ。(それにしても、自主練等の地味な行動が少な過ぎる気もする。だから、つぎ込んでいる金額の割にうまくならないのか。。)

ま、それはいいとして、今日ステージに立つAnaちゃん、つい3週間程前のイースター集中コースでは一日3クラスも教えていただいた。(そのうち2クラスは全くついていけず。。)相変わらず、師匠の舞台は是非拝見しなければと、風邪で外出できる状態ではなかったが激しく咳き込みながらも参上。
イースターコースの振り付けクラスで、彼女のCDの中の曲が使われた事もあって、AnaちゃんのCDは既に購入済み。予習はばっちりである。後は、今日の公演で歌と踊りをどれくらいの比重で見せてくれるのかが気になるところだ。

ショーが始まってみると、化粧をしていっそう綺麗なAnaがパンツスーツで登場。おっ、久しぶりッ。ずっとイギリスにいたのね。バックも(同行の音楽に精通している友人によるとレベルが高かったらしい)、ギター、カホンはもとより、アコーディオンやコントラバス等のフランス音楽系の楽器に混ざって、壺や、(本当に壺)、海辺のおみやげ物屋で見かける貝殻風鈴みたいな楽器など、彼女の独特な(静かな情熱と勝手に解釈)感覚が垣間見える構成だ。

Anaがエディット・ピアフをスペイン語で歌うのは知っていたが、今日のショーも歌が中心のようで、歌の合間にフラメンコダンスが入ってくる。歌いながらちょっと踊るシンガーはタブラオ等で数回見た事があるが、Anaの場合はさすが一流ダンサー、合間のステップが力強くバシバシ決まる。どういう訳か、Anaは軽めに踊ると勝手にイメージしていたので(テクニカのクラスでの腕の練習なんかでもあまり力が入っていないふわふわした綺麗な動きが多いような気がしたからか)、意外にもかなり力強い踊りに心を動かされた。常に上げ気味の顔の使い方、特に首のキレがとても良かった。スタイルとしては、個人的にかなり好きなタイプだ。

エディット・ピアフとフラメンコは、きっとAnaの中ではかなり強力にリンクしているのだろうが、スペイン語の歌詞もよくわからない私にはちょっとピンとこないところもあった。それにしても、もっとたくさん踊って欲しかったな。
歌と踊りと同じテンションでパワー炸裂して結構気に入った曲もあったが、個人的には明るい歌を元気に歌うAnaの方がどちらかと言えば好きかも。いずれにしても、ステージ上でも、スタジオの中と同じようにかわいさ一杯、いつでもどこでもとても魅力的なAnaだった。



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